クローズアップ現代 コピペ 〜「ネットの知」とどう向き合うか〜

昨晩、NHKのクローズアップ現代途中から拝見。茂木健一郎さんがゲスト出演されていて、ネットの情報もうまく活用し、かつリアルなオフラインの体験や情報から離れて無意識の中で整理されていく時間の大事さについてお話されていました。
番組中、野口悠紀雄先生が、経済の統計データーをコピペして、分析されているシーンがあり、興味深かったですね。
番組見た後で、自分でも同じように何か分析してみようと、思い、最近発表された全国学力テストの上位県と下位県で、環境面で何か有意差はないかと思い検索してみると、いくつか関連しそうなものがありますね。
学力テストについては、我が家の場合、アーチャンは療育を受けていますし、賛否どちらでも無いのですが、住んでいる大阪が下位に落ち込んでいるので、気になります。
仕事の関連上まず、住宅面積調べますと、上位の秋田県と下位の大阪府や沖縄較べると、秋田15.12m2>大阪10.74m2 沖縄9.86m2と、一人当たり面積で1.5倍も差がありますね。沖縄のデーターは意外でした。家で落ち着いて学習できる環境は大事ですね。
でも、東京は10.47m2と大阪よりも狭小ですが、テスト結果は上位にあります。住居の形態や年齢構成で一律同じとは言えないのでしょうけれど、大雑把に住居は比較可能と考えて、ではそれ以外に何が違うのか?個人のスペースの不足を公共空間が補っているのではと推測してみた。
それで、文化施策に違いが無いかと検索してみると
人口100万人当たりの図書館数:東京29.3館>大阪15.3館(沖縄23.5館) 
人口100万人当たりの博物館数:東京8.1館>大阪3.6館(沖縄8.8館) 
沖縄のデーターでは、ここ5年間で博物館数などは3.8館から8.8館へと倍増以上の伸びですし、図書関数も18.3館から23.5館へと急増しています。いずれじわじわと効果でてくるでしょうね。
上位の秋田県は図書館数38.4館、博物館数8.7館と、地理的条件や距離や規模は分かりませんが、これも充実している。
大阪府はもともと府立美術館すら無いし、その上、橋下知事の方針のもと、現代美術センターも当初廃止前提の見直し、国際児童文学館も統廃合等々、少ない上にさらに減少させていく意向ですね。
直接的な教育だけでは限界あるし、学校では学べないような高度でリアルな知識を習得したり、ワークショップ体験のできる環境の整備を同時にやらないと、このままだと、おそらく最下位に転落するでしょうね。教育委員会だけの責任では無いように感じます。

[解説]学力テスト好成績の秋田

秋田の学力がなぜ高いのか。秋田県教委は要因として、井川小のような「地域、家庭、学校との連携」と「少人数指導」をあげている。

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20080830-OYT8T00238.htm
読売新聞より引用

社会生活統計指標 -都道府県の指標-2008
http://www.stat.go.jp/data/ssds/5.htm
総務省のHPよりコピペ