短期記憶を伸ばす工夫

こころの未来研究センターの療育の担当のITさんへ、療育の後、メールで質疑させていただいて、アドバイスいただきました。感謝です。ここに一部転載致します(許諾済み)

てつろう
今後の療育の中で、また日常生活のなかで、短期記憶を伸ばしていけるような、対応法について教示よろしく御願いします。

ITさんの御返事
私も論文(prader-willi症候群の:当方追記)にあたってみたのですが、確かにdigit span(数唱)など
短期記憶の容量が問われる課題は苦手なようですね。

ご家庭でできる短期記憶の療育としては、アーチャン(名前の記述当方で変更)の短期記憶の容量に配慮した言葉がけをする、というのが一つ挙げられます。
初回の療育時、単語カードを9枚並べて、私が順番に指したものと同じ順番で単語カードを指差す課題では、カード3枚のときまではできていました。
よって現在のアーチャンの短期記憶の容量は3チャンクくらいだと考えられます。このことから日常の会話では、アーチャンの場合、大体3単語あるいは3文節程度の短い言葉がけが本人とって理解しやすいのだと思います。
日常の言葉がけを意識的に短い言葉にし、時折、4単語あるいは4文節程度の言葉がけを会話にいれていくと日常の短期記憶のトレーニングになると思います。
今後、療育で見ていくなかで、またトレーニングの方法を考えていきたいと思います。