Inhibition of p21-activated kinase rescues symptoms of fragile X syndrome in mice.

いつも拝読していますBio todayのニュースレターで知りました。
遺伝子治療によって、動物実験等のレベルでは、fragile X syndrome という障害が部分的に回復するそうです。ノーベル賞受賞者利根川進先生等による成果だそうです。人間への応用には時間がまだまだ掛かるのでしょうが、患者家族の方々には大きな朗報ですね。
prader-willi症候群にも恩恵があることを祈ります。
娘が生まれた頃、「完治するよう親子で努力したい」と僕の考えを述べたところ、メールで「障害を受容すること」に関して厳しい御意見をいただいた経験がありますが、基本的に僕の考えはその頃とあまり変わっていないなと思います。障害を受容する事は、これは僕個人の考え方ですが、決して一種の諦観のような心構えでは無いと思います。
最近僕は繰り返し、prader-willi症候群の原因遺伝子ではないかとされるnecdin遺伝子のこと書いていますが、それは研究者さん達が検索して、見てくださらないかという思いからです。少し前に、ある研究室のアドレスで、「necdin」で検索してこられたのを見つけた時、僕は心の中で、どうかprader-willi症候群のことを知っていただいて、治療法に結びつく研究をしてください、と祈らずにはおれませんでした。上のfragile X syndromeの場合のように、研究を深めていただければ、PWSもきっと部分的であるにしろ、治療法は見つかると僕は信じています。そしてそのような思いと、日々の生活の中で、子ども達の心を和らげるような接し方を成すこととは、同じ事だと思っています。

http://www.biotoday.com/view.cfm?n=20568
Bio todayのHPより

Inhibition of p21-activated kinase rescues symptoms of fragile X syndrome in mice.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?Db=pubmed&Cmd=ShowDetailView&TermToSearch=17592139&ordinalpos=1&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_RVDocSum
PUB MEDのHPより