パーキンソン病治療に光明?米大学で症状改善に成功

PWSも記事にあるgabaニューロンと関連あるそうですから、治療法に結びつく事を祈ります。希望の湧いてくるニュースが続きますね。

研究チームは、神経の興奮を抑えるGABAという物質が、患者の脳内の視床下核という部分で不足することに着目。GABAの生成を促す酵素「GAD」の遺伝子を特殊なウイルスに組み込み、視床下核に入れた。注入は、半身の左右どちらかをつかさどる部分だけに行った。
 その結果、注入部位に対応する半身で、症状が12人とも緩和。パーキンソン病の重症度を表す点数が、注入前に比べて1年後には平均27%も下がった。ウイルスが細胞に感染し、GADを作り出しているらしく、副作用は見られない。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070622it03.htm
読売新聞のHPより

(PWSでは)GABAA受容体が前頭葉、側頭葉、帯状回で減少している。GABAA受容体=興奮を抑制する。GABAA受容体に作用する抗てんかん薬topiramate(日本では未承認)の投与で皮膚の摘み取りが治ったという報告例がある。
鳥取大学の大野先生の講演記録より
http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/10000502

Furthermore, mutant mice lacking the paternal necdin allele showed a significant reduction in the differentiation of forebrain GABAergic neurons in vivo and in vitro.
父のnecdin対立遺伝子が不足している変異体マウスは、生体内で、そして、試験管内で、前脳GABA作動性ニューロンの分化の重要な縮小を示しました。

Necdin promotes GABAergic neuron differentiation in cooperation with Dlx homeodomain proteins.
大阪大学の吉川先生のnecdin遺伝子とgabaニューロンの関連研究
PUBMEDより引用