シベリア抑留者 補償また絶望的 特別給付の野党案否決

亡父もシベリア抑留経験者だから、このニュース読んでいると、国家なんて、こんなものだと改めて思いますね。もう数年もすれば、抑留経験者の方達も皆さん亡くなってしまうでしょうね。ここで言われている旅行券て、一体、何なんだろう?提案した人は、何考えてるんですか?

旧ソ連のシベリアなどに戦後抑留され強制労働させられた旧日本兵たちが求めていた未払い賃金は、補償されないことがほぼ確実になった。7日の衆院総務委員会で、抑留期間に応じ特別給付金を支給するとした野党3党提出の法案が否決されたためだ。「国のために戦ったのに、見捨てられたまま死んでいくのか」。抑留経験者らからは落胆の声が上がった。
(中略)
日本政府は補償問題は解決済みとの立場。88年に「平和祈念事業特別基金」を作り、記念碑建立や遺骨収集を中心とする慰謝事業を続けるとともに、慰労名目で10万円相当の国債や銀杯を抑留経験者に支給してきた。
 しかし、基金が官僚の天下り先になっているとの批判から、自民・公明の与党両党が基金を廃止する法案を昨年提出。与党は、法案成立を前提に取り崩した基金の出資金400億円の約半額を原資として、抑留者に10万円相当の旅行券を支給することで合意していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061208-00000005-maip-soci
毎日新聞) - 12月8日10時5分更新