近代建築

少し前に図書館の棚にある、「UP」http://www.utp.or.jp/topics/up/up2006/という小冊子を立ち読みしていて、おもしろい文章があった。顔の認識について考えているとき、参考になりました。一部引用

2006年8月号、学問の図像とかたち68 乾・明・反射 大野秀敏(建築学

この小さな建物(ミース・ファン・デル・ローエの1929年の万博パビリオンhttp://www.miesbcn.com/en/outside.html)には近代建築の原理が凝縮されている。それまでの建築とは異なり重力に抗いして立ち上がるという表現が見られない。逆さまにしても、横にしても構わない表現である。その空間は無重力空間にあり等方等位である。

この「逆さまにしても」構わない表現というところがポイントですね。顔の倒立効果と近代建築の表現とは、深いところで結びついているのかもしれないですね。