僕の歩く道

都古ちゃんの結婚がきっかけとなり、こだわり行動が強くなってくる。精神科の先生のアドバイス(何故か家族がバラバラとカウンセリング受けているところ気になるが)は、結婚を理解する為に短い文章にして、渡すようにとの事。
母の検査入院をきっかけに、家族誰もが、母親が亡くなった時、誰が自閉症の輝明の面倒をみるのか、を無意識のうち感じ始めている。妹は都古ちゃんに今まで通りサポートして欲しいところがあり、輝明に新居への行き方を詳しく書いて渡す。
新居を訪ねた輝明は、もう家にはいかないと、一日に二枚の葉書を書いて投函する。そして仕事中に失踪する。
輝明さんの居場所を知っている都古ちゃんは、輝明に手紙を渡す。これが、カウンセリングを受けた妹からの伝達なのか、自然と都古ちゃんがしたことなのか、ドラマの流れの中ではよく分らなかったが、しかし、そのメッセージによって精神の安定を少し取り戻した様子だ。
周囲の対応次第で様々な能力を発揮し始める輝明に、自分の自閉症の息子への接し方を、今更ながら悔いる先輩飼育係の描かれ方には、あまり共感はできなかった。能力を発揮するしないは意識しなくてもよいだろうと思う。彼が違うポイントでそのことに気づく、そのような描かれ方の方が良かったなと感じる。