家庭訪問

今日は午後、小学校の家庭訪問がありました。担任の先生とアーチャンをサポートしてくださる加配の先生2名で来て下さいました。アーチャンは何故か恥ずかしそうに、自分の机の方を向いて、いろいろ、そわそわ落ち着きませんでした。
入学して、4月は休まないで登校できたし、もっと親子共にボロボロになるんかなと想像していたので、現状は、うまくいきすぎているようにも感じていたので、先生から学校での様子を聴く事ができて良かったと思います。
送迎は、いつもカーチャンが行って、その日の出来事とか、丁寧に情報交換してくださるので、カーチャンは、詳細に理解していますが、僕も直接、先生からお聞きする事で、雰囲気がよく理解できました。
先生の経験から、アーチャンは文字の理解や表現に相当時間掛かるだろうと最初予想されていて、僕達も、同じように感じていましたので、入学以来の文字への興味の持ち方、表現を楽しんでいるところ(お友達の名前の中に自分の文字と同じもの見つけると嬉しいようで、よくその発見を、先生に説明したりするらしい。これは家の中でも、同じようなことやっている)は、相当、アーチャンの中で、変化が生じているんだなと感じるところですね。
意味の異なる、ひらがな文字の組み合わせの、文字の交換もできている様子らしい。
入学前は、自分の名前も書けないので、心配したのですが、でも、無理に文字を覚えさせるような、強制的な学習みたいなこと、やらなかったので、絵とかものつくりして、お友達や知人と交換しているうちに、表現する喜びや、シンボル的表現の獲得などが、ゆっくりとできてきて、新しい環境で、表現する機会が増えて、それが楽しみになっているようです。
おととい天保山アートストリーム2006で作って貰った、似顔絵入りの名詞を、先生にお渡しして、嬉しそうにしています。ものを交換し、それが喜びであるというのは、とても人間らしい行為で、こちらも嬉しいですね。
今日も、名前書いてるところを見た、お友達が、アーチャンに声掛けて文字を誉めてくれたようだ。そして、でも「う」の文字が「ら」に見えるよ!と適切なアドバイスしてくれたらしく、さっそく、アーチャンは、消しゴムで消して、「う」に修正したらしい(最近、鉛筆が好きになったみたいで、カーチャンの持っていた、リンゴの形をした鉛筆削りで、削って書いています。書いて気に入らないと消しゴム使っているので、修正できるというのは、これは大きな進歩ですね)この一連の経験は、とても素晴らしいことですね。国語の授業も、たまたま「う」をマスターする日だったらしく、うまく頭に入ったんじゃないかと思います。
アーチャンへの関わりかたについても、意見交換して、先生方と共通していたのは、少し引いて観る、というところでした。更衣とかはある程度、自分でやりたがるので、時間掛かっても、本人の得心いくように、家では対応しているので、同様な雰囲気で、対応してくださっていたようなので、この辺りの情報交換、対応の共有、共通化を、これからも継続して、積み上げていきたいと思います。
先生のお話で意外だったのは、学校でよく、家でネコを飼っていた話をしているらしく、去年亡くなったマーのこと、思い出すようですね。それ以外にも、よくいろいろと話するらしく、アーチャンの話には、それぞれ、何らかの経験の元になるところがあって、それが、いろいろと繋がってストーリーになっているらしく、それを読み取る事が面白いらしい。
春の展覧会の時、もう少し大きいPWSのお友達が作った絵本出品していただいたけれど、そんな感じの物語つくりが、得意であれば、面白いですね。
今日は、来て頂いてありがとうございました。いつも、blog読んでいただいているそうなので、これも、情報交換、対応の共通化のツールになれば、良いなと思います。