NHKスペシャル「サイボーグ技術が人類を変える」を観る

透析や心臓ペースメーカーのような(既に技術として確立していて)、体に取り付ける機械や器具について感じる感覚と、今夜放送されていたような、脳神経にダイレクトに配線つなげて信号のやりとりするものとで、こんなにも感じ方が異なるものなのかと、改めて思う。凄いシーンの連続。
22年前に視覚を失った男性が3年前に人工的な視覚装置を脳に埋め込み、細かなドットのような視覚を取り戻される様(あくまで、そう見えているであろうという推測でしかないけれど)を観ていて、映画の「夢の涯てまでも」(ヴィム・ヴェンダース監督)の、母の視覚を取り戻す為の装置のシーンを思い出した。装置を開発した研究者さんが亡くなられた為、装置のメンテナンスが出来なくて(本当かな?事実としたら、かなり無謀な話)現在では、たった6個の光のドットしか見えないらしいが、それでも、男性にとっては貴重な光の感触なのであろう。
番組を契機に作られたホームページに、関連する情報が集められていくそうだ。

http://matsuda.c.u-tokyo.ac.jp/sci/
SCIのHPより