頭足人から体と手足のある人の絵へ

prader-willi2005-08-28

昨日、来年から通う小学校の校庭で、お祭りがあり、保育所のお友達とも楽しく遊べて、良い気分だったのか、朝から言葉が、割と自然に出てくるように感じていた。
描く絵にも変化が現れて、頭足人的な表現から、体と手足がきちんと描かれた姿になっている。
最初、真中にカーチャン(本人説明)描いて、その後、右側にワンワン、左側にチーちゃん(クマのぬいぐるみ)を描き足した。特に真中のカーチャンの姿は、胴体から腕が出て、指もきちんとあり、足もしっかり描かれている。
これは成長していく上で大きな変化なんだろうなと思う。
おそらく、幼児は発達の過程で、最初は動物的に見たまま感じたまま表現するのだろうけれど、言葉の獲得やシンボル的な物の捉え方の発達と共に、いったん、頭足人的な人間固有の制限を加えられた表現になり、その時期を経験した後に、再び多様な現実的な光景の描写が可能になるのかもしれない。おそらくPWSの娘は知的障害の部分で健常児よりも言葉の発達も、ゆっくりしているから、長い期間、頭足人的表現の状態で、留まっていたんだろうかと、想像する。そして、また、これからも、しばらく、そんな状態を行ったり来たりしながら、ゆっくりと成長するような気がする。