海外での治験

海外では、prader-willi症候群の過食症の原因ではないかとされる、グレリンの分泌を押える治療法のドナー募集されていますね。このような治験を計画された専門家の方々と、参加されるドナーのみなさんに心から感謝致します。
日付を見ると去年の夏頃の募集ですから、成果も近く公表されるのではないでしょうか。
ここで使われているオクトレオタイドという薬を調べてみると、インスリン分泌や、成長ホルモンの分泌を押える薬のようで、成長ホルモン分泌の少ないPWSに使うという、ユニークな発想と感じますね。成長ホルモン治療との関連とか、どうなっているのか、詳細は分かりませんが、大いに期待したいですね。
日本でも、このような治験が計画され、一日でも早く治療法開発される事を願います。

http://www.nationalreviewofmedicine.com/issue/2004_08_30/feature13_15.html
New drug offers hope for Prader-Willi kids

http://www.publicaffairs.ubc.ca/media/releases/2004/mr-04-070.html
New drug may reduce obsessive eating in children with genetic disorder
University of British ColumbiaのHPより

オクトレオタイドは他の視床下部性肥満の治験でも良い結果でているらしく、また心理面や社会生活でのQOLも、すごく良くなるらしい。

http://jcem.endojournals.org/cgi/content/full/88/6/2586