「セロトニン欠乏脳」有田秀穂著を読む(借りる)

娘の主治医の岡本先生のHPでも、その他様々な文献等でも、PWSの行動の問題や皮膚の摘み取りに対しての治療薬として、SSRI(選択的セロトニン再吸収阻害剤)の効果が書かれていますね。PWSさんの脳脊髄液にはセロトニン代謝物質が多いらしく、それ故にセロトニン神経系の変異があると想定されているようですね。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=9861475
PUBMEDより"Cerebrospinal fluid monoamines in Prader-Willi syndrome"から引用

有田秀穂先生の「セロトニン欠乏脳」には、セロトニン神経系を薬に頼らずに活性化する方法が具体的に記述されていて、参考になりますね。リズム運動、ランニング、呼吸法、ガムを噛む、等々。それと笑いの効用もあるようですね。笑う事でセロトニン濃度上がるらしい。食事でもセロトニンの原料になるトリプトファンを多く含む、バナナ、大豆製品、チーズ等を推奨されていますね。SSRIも適切に飲まないと、受容体が過剰に活性化して、幻覚見たりするらしく、運動や食事で補えれば、良いなと思う。

セロトニン欠乏脳 キレる脳・鬱の脳をきたえ直す (生活人新書)

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