「新撰組!」を観る 第36回「対決見廻組!」

西本願寺に屯所移してから、新撰組の描き方は、隊士が増えたこともあって、さらに群像的な感じ。屯所の大きな空間のスケールに対して人物は少し小さく描かれるような。対して坂本竜馬西郷隆盛のメタな視点持った両人は小さな場所で密接な対話繰り返していく。その対比もおもしろい。
天狗=捨助であることが早くもバレて、いよいよ展開読めなくなってくる感じ。捨助失火で京の大火、ドラマの最初の頃の雨や水のイメージ描かれる事少なくなり、混乱の世を象徴するのだろうか?僕の好きな橋の情景もついに今回は地図の上で示されるにすぎなかったし。橋がシンボル化して、大火救済の采配の要点となる。現場主義の見廻組との対立乗り越え、近藤勇もまた新たなステップを踏んでいく感じ伝わる。大組織率いていくポイント掴む近藤勇、しかし役目果たせるのは京の小さなエリアでのみ。対して西郷隆盛説得工作のヒントを寺田屋の女将のアドバイスに閃く坂本竜馬。そんな訳ないやろ、とTVに突っ込むが、でも面白いね、本当のところは誰にも分からないんだから。