ドラマ「光とともに…」最終回を観る

またまた野球中継で、30分ずれている。
だんだんと人物が小さくシルエットのようになり、ランドスケープがむしろ強調され、人間が消えていくような、そんなリアルな描写の部分と、何となくコミカルな演出の部分とが混ざり合う。溝口肇の音楽も、初めて効果的に、よく心に響いてきた。http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20040610#music
自立登校の訓練も実り、登場人物皆もハッピーエンドな雰囲気に。
でもラストのどんでん返し、校長倒れ、新任の森口瑶子先生来るはずが、何故か片桐はいり先生に、衝撃の登場。バーチャン思わず「誰やこれ」光君はよく吹き出さなかったね。NG集が見てみたい。
「おひさまハウス」のスタッフが光君のジグソーの能力に気付く、裏返しのジグソーをしてるとこ見て、父も驚く。森口瑶子先生が殴り書きのようなトマトの絵を離れて見ると、大きなトマトになってることに気付く(離れなくてもそう見えるが、それはそれとして)この辺りの描写はPWSさんがジグソー得意と言われてるとことか、似ている性質なのかも知れませんね。
小林聡美先生のお別れ会で、子供達が将来の夢を語る。光君は篠原涼子ママが代わりにお話する。そのセリフ聞きながら、やはり障害児の親にとっては子供の自立が夢であり、目標なんだろうかと感じる。
アーチャンはどうなんだろうと、寝顔を覗いてみる。娘が生まれて、PWSの告知受けた時、僕も最初に先生に「自立できるんでしょうか?」と聞いた事思い出す。先生の「良いじゃないですか、自立できなくても、こんなに可愛いんだから」という言葉に夫婦とも、笑ってしまい、何となく気持ちが明るくなったような気がしましたね。自立=社会のルールに適う、という事であれば、僕自身チョットずつ、はみ出して生きているところもあるから、社会自体の変容をイメージしても良いなと思う。いろいろな事、感じさせてくれたドラマでしたね。