「新撰組!」第20回「鴨を酔わすな」を観る

ついに新撰組の揃いの羽織が登場ですね。色や形を決める時の車座になった面々を追うカメラの視線は、距離もかなり近い感じで、なめらかに漂い、見つめていると自分がハチか何かの虫になったような気分になってくる。だんだんと組織としての体裁が整い、組織の中に個性が没入していき、メタな視線を失い、人間が型に嵌って自分を見失う、そんな瞬間を描いているようにも感じた。芹沢鴨の疎外感は、そのような型に嵌ることへの無意識の抵抗なんだろうかと思って見つめる。近藤勇は我慢しすぎ。
新しい隊士募集に、「光とともに」の琴美ちゃんのパパと、マンションの管理人出てきて、可笑しかった。
NHKの公式サイトに羽織制作へのこだわり、載っていますね。来週も楽しみ。

http://www.nhk.or.jp/taiga/topic/kodawari/f_koda6.html
新撰組!こだわりポイントより