生命38億年スペシャル“人間とは何だ!?4”を観る

http://www.tbs.co.jp/seimei4/index-j.html(番組のHP)

最後のウィリアムス症候群の方たちの音楽キャンプに感動。ウィリアムスの人はPWSと違って、空間を把握するのは少し苦手らしい。でも人の顔の認知能力は凄いとか。そして音楽的才能の開花とユニークでした。最後に独唱されていたお嬢さん(歌われていたのはBette Midlerベット・ミドラー)さんの「Wind Beneath My Wings」だそうです。BBSより http://www.bettemidler.com/)観ていて何となくカレン・カーペンターhttp://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/carpenters/の歌の世界を感じました。いつもBGMにして聞いてるけど、心に響きますね。
ウィリアムス症候群の、彼らの認知能力を研究していた、アメリカのソーク研究所の建物は僕が敬愛する建築家「ルイス・カーン」のデザインによるものである。http://www.myarchitectfilm.com/(彼の子息によるドキュメント)
こんな研究をしていたんですね。PWSの認知能力の研究はしていないのだろうか?少し検索してみようと思う。
http://www.salk.edu/
今、検索してみたけれど、「No items found」でした。残念。

監修されている、養老孟司先生のインタビューを少し引用

古舘さんもそうですし、テレビで活躍している、しゃべれる人たちの脳を調べたら、何かつかめると思うんですよ。実は、あんまり行われていないんですが、どうしてやらないのかって僕はいつも思っています。まぁこれには、いろんな社会的な問題があって、まず、そういうことを調べること自体を嫌がる人が多い。結果が何か悪く使われるんじゃないかという、いわゆる倫理問題です。

それから、普通の人が脳味噌をどういう風に使っているかを調べること、いわゆる非常に単純な例を集めることが、まだ全く欠けています。

極端に言うと、自分が煙草を吸ってる時、メシを食べている時、緊張している時、
それぞれ脳味噌はどう動いているんだろうか、というごく普通のデータがとれてないんですね。

それをとるためには、非常に安い機械がたくさんないといけない。それがないんですよ。今いちばん手軽に使えるものだと、最近、日立メディコが出した“光トポグラフィ”http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/030909.htmlという、この番組でも実験で使っている装置があるんですが、こういうものが、もうちょっと安定して使えるようになったら、皆さんも、仕事をしている時の自分の脳の状態を、客観的にモニターしながら調節できるようになりますよ。

これを読んでいて、PWSの諸症状の起きている時の検査をしていけば、さまざまな事が見えてくるのではないだろうか?過食の原因も視床下部の食欲中枢だけでは無いかもしれないし(私見ですけど)
過食をコントロールできているPWSさんと、コントロールが困難な状態の方との比較をしていただけたら、たくさんの事がみえてくるはずだし。

養老先生も言われているけれど、やろうと思えば出来るはずの事、何故やらないんだろう?いろいろな分野の知見を総合するべき時期に来ているはずだと思う